Regionツール


Regionメニュー

マップが込み入ってくるとぐちゃぐちゃになって、作業がやりにくくなってきます。
そんなときに活躍するのがRegionメニュー。

Set Brush

適当な大きさのブラシを作って、取り出したい範囲にかぶせます。

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[Region]メニュー→Set Brush を選択すると、その範囲に含まれるブラシだけが表示されるようになります。

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元の表示に戻すには [Region]メニュー → Off

Set XY

2Dウィンドウに表示されている xy平面の範囲だけを取り出して表示してくれます。
これもかなり便利。

Set Selected Brush

選択したブラシだけを表示してくれます。
非常によく使われるので Shift+Ctrl+Rキー にショートカットがバインドされています。

部分コンパイル

Regionツールで取り出した範囲を、別のmapファイルに書き出すことができます。
取り出した部分をコンパイルしてテストプレイすることも可能。

やり方

1. Regionツールでテストしたい範囲を選択
2. [File]メニューから Save region... マップ名を聞いてくるので、適当な名前をつけて保存
3. その保存したファイルを[File]→Open で開く。
4. いつものようにコンパイルしてテストプレイ

取り出したマップはstructualなブラシに囲まれているので、LEAKエラーを起こす心配はありません。
しかも、しかも info_player_start というエンティティが適当な場所に挿入されて、それが文字通りプレイヤーのスタート地点になるので、team_CTF_bluespawn のような必須エンティティ群も配置する必要ありません。

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素晴らしい

(補足)
本当はいちいち保存して開かなくても Regionしてる状態でコンパイルをすれば部分コンパイル(region compile)をしてくれる機能が Radiant にはあるはずなんですが、私の環境ではうまく動いてくれませんでした。
原因は、取り出した部分のマップデータが入っている regionファイル(.reg) への書き出しが失敗して 0KB になってしまうことにあって、それが Radiant のバグなのか、それとも Windows の何かの設定を変えなきゃいけないのかよくわからず断念。 (.regは標準ではWindowsのレジストリファイルなので何かしら良からぬ保護機構が働いている可能性アリ) もし回避方法がわかった方がいたら、ぜひ報告してください。