ライティング


ライトの設定

ライトはいろいろなオプション設定があります。

nonlinear
非線形減光。これにチェックを入れるとライトの減光が柔らかくなる。

Key: light
明るさ。デフォルトは300。

Key: fade
減光パラメータ。値は0より大きく1以下。デフォルトは1.0。
小さくなるほど減衰が緩やかになる。

Key: _color
ライトの色。アンダーバーに注意。
Red Green Blue の3つの値を 0〜1.0 の範囲で。デフォルトは 1.0 1.0 1.0

light 100
no image

light 100
nonlinear

no image

light 100
nonlinear
fade 0.01

no image

light 300
nonlinear
fade 0.01

no image

light 300
nonlinear
fade 0.01
_color いろいろ

no image


カラーピッカー

カラーを数字で指定するのは面倒なので、Radiantには便利なカラーピッカーが用意されています。

ライトを選択してKキーを押すと、こんなウィンドウが現れ

no image

OKボタンを押すと 自動的に_colorキーに値が設定されます。
かなり便利

環境光(ambient)

ambient(環境光)はマップ全体を一気に照らしてしまう特殊なライトです。いちいちライトを設定する手間が省けてかなり楽ができます。

使い方はとても簡単で worldspawn エンティティーの中で記述します。
何も選択していない状態でNキーを押せば、worldspawnエンティティの設定画面になるはずです。

Key: ambient
環境光の強さ。マップ全体の明るさを底上げする。

Key: _color
環境光の色。lightの時と同じく Red Green Blue の3つ組を指定。

ambientを設定するときは必ず _color も設定しないといけません。

ambient 10
_color 0.9 0.9 1.0

no image

ambient 20
_color 同じ

no image

ambient 50
_color 同じ

no image

見ての通りambientによって環境光でブラシは明るくなりますが プレイヤーは黒のままです。
プレイヤーを照らすにはグリッドライトを設定しないといけません。

グリッドライト

グリッドライトはプレイヤーモデルなどだけを明るくします。

common→lightgrid ブラシでプレイヤーが存在する範囲を覆います。

no image

worldspawnエンティティに_minGridLightキーを設定します。

key: _minGridLight
グリッドライトの強さ。値はambientと同じにするのが自然。

ambient 20, _minGridLight 20
no image

ambient 50, _minGridLight 50
no image

このほかに worldspawnエンティティには _minLightという便利なキーがあります。

key: _minLight
マップ中の最小限の明るさを決める。
_minLight を設定すると _minVertexLight と _minGridLight も自動設定される。

ambient がマップ全体の明るさを底上げするのに対し _minLight は指定した明るさ以下の部分だけに適用されます。
しかも自動的に _minGridLight の値も設定してくれます。(lightgridブラシが必要なくなるという意味ではありません)

ambient にしろ minLight にしろ、サンプルでは30とか50とか極端な明るさを設定してますが、実際のマップでは10前後の値に設定するとイイ雰囲気の暗さを表現できると思います。